覚書として簿記論の勉強法について記録しておきます。
正直、合格まで3年もかかっているので、もっと効率的にできる方は多いかと思います。そもそも税理士になろうと本気で思えたのは平成31年(令和元年)でしょうか。
そこから本気で簿記論に向き合えるようになりました。
過去問を最終的に解けるようになるまで、多い回で20回は解きこんでいます。
こんな私でも解けるようになるので、結局は練習、回数をこなす、に尽きるのだと思います。そして、解きこんでいけば、問題を見た時にどれを解いてどれを捨てるのかという「目利き力」がついてきます。
簿記論攻略は第3問をいかに得点源とするかにかかっていますので、何度も繰り返し体に覚えこませ、目利き力を養うことが大切かと思います。
私の場合、まずは、柴山式簿記講座の1級対策を受講し、商業簿記会計学のミニ例題を徹底的に解きこみました。
講義受講→ミニ例題を解く→素直に解けない、理解できない→質問する→挫折
→再度講義を視聴→ミニ例題を回す(写経のように写す)
→だんだんAランク(悩まずに下書きを間違えずに解けるようになるレベル)が増える→Bランクをつぶす→CランクをBにする→9割がたAになる
上記で、ABランクが8割になったら、簿記論の過去問に手を付けてみる。
しかし、この状況ではほとんど解けません。
したがって、心が折れてしまいます。
そのため、解かずに問題文を音読します。通勤電車の中でなんども音読しました。
そのうち、だんだん何を言っているのかわかってくるようになります。
そうしたら、まずは第三問を個別問題化、小口化して、解けそうな、解答できそうなものだけ選んで解きます。
これがいわゆるAランクといわれる、基本的な問題で、絶対に落としてはならない問題となってくるのです。
そのほか、時間をかければ解けるという項目についてゆっくりといてみます。
わからなければミニ例題(基礎問題)に戻り、さらにわからなければ解説に戻って書き写します。これも繰り返せばそのうち解けるようになってしまいます。
Cランクといわれる、「試験当日みても絶対解けないし、こんな論点知らないし!」というものについては、相当後回しです。解説をよんで「ふーん」ととりあえずわかった気にしておきます。
そのほか、平行して第1問や第2問も正答・解説を見ながら書き写して解答の流れを身に着けていきます。
そのうちに、だんだん解ける問題、解けない箇所がわかるようになります。
第3問については、過去6回分を何度も回し、60分、できれば50分で9割がた取れるように練習を続けるのみです。
第1,2問については、その年により傾向が大きく変わるので、過去問を回して解法や考え方を覚えてしまえばいいかと思います。
時間はかかりますが、とにかく全体で過去問9割から9割五分、できれば10割正答できると、試験当日は余裕をもって取捨選択できるはずです!